生涯をたどる
学生時代から世界の教師となるまでの歩みをたどります
ヴィヴェーカーナンダの著作を、彼が生きた順に読みます。形成期から万国宗教会議での成功、西洋各地の旅、そしてインドへの帰還までをたどります。
注記
注 アメリカ合衆国へ出発するまで、スワーミージーはしばしば名前を変えていました。初期の頃にはナレンドラまたはナレンと署名し、その後しばらくはヴィディディシャーナンダやサッチダーナンダと署名しました。しかし、読者の便宜のため、これらの巻ではより広く知られたヴィヴェーカーナンダの名を用いています。 ...
歓迎の辞への答辞
アメリカの姉妹たち、兄弟たちよ。 私たちに寄せられた温かく心のこもった歓迎に応えてここに立つことは、言い尽くせぬ喜びで私の胸を満たすものである。世界で最も古い出家修行者の教団の名において、私は感謝する。諸宗教の母の名において感謝する。そして、あらゆる階級と宗派に属する幾百万、幾千万のヒンドゥー教徒の名において感謝する。 また、この壇上の講演者のうち、東洋からの代表者に言及して、遠い国々から来た...
働きとその秘訣
(1900年1月4日、カリフォルニア州ロサンゼルスにて講演) 私が人生で学んだ最も偉大な教訓の一つは、仕事の目的に払うのと同じだけの注意を、その手段にも払うということである。それを私に教えてくれたのは一人の偉大な人物であり、その人の生涯そのものが、この偉大な原理の実地の証明であった。私はこのただ一つの原理から、絶えず偉大な教訓を学びつづけてきた。そして、成功の秘訣はすべてここに、すなわち目的と同...
バクタの放棄は愛から生じる
第2章 バクタの放棄は愛から生じる われわれは自然のいたるところに愛を見る。社会において善であり、偉大であり、崇高であるものはすべて、その愛の働きの現れである。社会においてきわめて悪しきもの、いや悪魔的なものもまた、同じ愛という感情の、誤った方向へ向けられた働きの現れである。夫と妻のあいだの清らかで聖なる夫婦の愛をわれわれに与えるのも、最も低い形の動物的な情欲を満たすためにある種の愛を与えるの...
あらゆる相におけるヴェーダーンタ
あらゆる相におけるヴェーダーンタ (カルカッタにて講演) 記録された歴史はおろか、伝承のほのかな光さえ届かぬはるかな昔から、一つの光が絶えることなく輝きつづけてきた。時には外的な事情によって翳り、時には燦然と光を放ちながらも、決して消えることなく揺らぐことなく、インドばかりでなく全思想世界にその輝きを注ぎ、その力を行きわたらせてきたのである。それは静かで、人に気づかれず、穏やかでありながら全能...
6月19日水曜日
(弟子ミス・S・E・ウォルドーの記録) 1895年6月19日、水曜日。 (この日は、スワーミー・ヴィヴェーカーナンダがサウザンド・アイランド・パークにおいて弟子たちに毎日授けた、定例の教えの始まりを記す日である。われわれはまだ全員がそこに集まってはいなかったが、師の心はつねにその仕事にあったので、師は共にいた三、四人に直ちに教えを始められた。この最初の朝、師は手に聖書を携えて現れ、『ヨハネによ...
I 貴殿
I (ベンガル語からの翻訳) バララーム・ボース宛 ラーマクリシュナに栄光あれ ガーズィープル 1890年2月6日 敬愛する貴兄へ パヴハーリー・バーバーと話をしました。実に驚嘆すべき聖者で、謙譲と信愛とヨーガの化身のような方です。正統派のヴァイシュナヴァ派でありながら、信仰を異にする人々に偏見を抱いてはいません。マハープラブ・チャイタニヤへの愛は並々ならぬもので、シュリー・ラーマク...