重要な概念
カルマ、バクティ、マーヤー、アートマンをわかりやすく解説します
一つの概念につき一章。ヴィヴェーカーナンダ自身の言葉を通して、インド哲学の中心的な考えを一つずつ紹介します。予備知識は必要ありません。
カルマが人格に及ぼす影響
カルマという語は、「為す」を意味するサンスクリットのクリ(Kri)に由来する。あらゆる行為はカルマである。専門的には、この語は行為の結果をも意味する。形而上学との関連では、それは時として、われわれの過去の行為が原因となって生じた結果を意味する。しかしカルマ・ヨーガにおいては、われわれはただ「仕事」を意味する語としてのカルマを扱えばよいのである。人類の目標は知識である。それこそが、東洋の哲学がわれわ...
合一、宗教の目標
合一、宗教の目標 (1896年、ニューヨークにて講演) われわれのこの宇宙、すなわち感覚の宇宙、理性の宇宙、知性の宇宙は、その両側を、無限なるもの、知りえないもの、永遠に知られざるものによって限られている。ここにこそ探求があり、ここにこそ問いがあり、ここにこそ事実がある。そしてここから、世に宗教として知られる光が生じるのである。しかしながら、宗教は本質的に超感覚的なものに属し、感覚の次元に属す...
実践的霊性についての示唆
実践的霊性についての示唆 (カリフォルニア州ロサンゼルス、ホーム・オブ・トゥルースにて講演) 今朝は、呼吸法やその他の行法について、いくつかの考えを示してみたいと思う。われわれはこれまで長いあいだ理論を論じてきたので、そろそろ少し実践的なことに触れるのがよいであろう。インドではこの主題について非常に多くの書物が書かれてきた。あなたがたの国の人々が多くの事柄において実際的であるのと同じように、わ...
宗教の必要性
第1章 宗教の必要性 (ロンドンにて講演) 人類の運命を形づくるために働いてきた、そして今なお働きつづけているあらゆる力のうちで、われわれが宗教と呼ぶものとして現れる力ほど強大なものは、確かに一つもない。あらゆる社会組織は、その背景のどこかにこの独特の力の働きを持っており、人間という個々の単位のあいだにかつて生じた最大の結合への衝動は、この力から引き出されてきたのである。非常に多くの場合、宗...
カルマ・ヨーガの理想
第8章 カルマ・ヨーガの理想 ヴェーダーンタの宗教における最も壮大な思想は、われわれは異なる道によって同じ目標に到達しうるということである。そして私はこれらの道を四つに大別した。すなわち、働きの道、愛の道、心理の道、知識の道である。しかし同時に、これらの区分はさほど截然としたものではなく、互いに完全に排他的なものでもないことを、記憶しておかねばならない。それぞれが他のものに溶け込んでいるのであ...
実践的ヴェーダーンタ――第1部
実践的ヴェーダーンタ 第1部 (1896年11月10日、ロンドンにて講演) ヴェーダーンタ哲学の実践的な立場について何か話すようにと求められた。すでに述べたように、理論はまことに結構であるが、それをいかにして実践に移せばよいのか。もしそれがまったく実行不可能なものであるならば、知的な体操としての価値を除けば、いかなる理論もまったく何の価値もない。それゆえヴェーダーンタは、宗教としては、徹底し...